私が最初にこの言葉を目にしたのは、オークションサイトで初めてニジイロクワガタの成虫を購入しようと思い、検索していた時に説明文に書かれていた時でした。
そんな状態でしたので、とりあえず調べてみました。調べれば答えが私の疑問もすぐに解決しました。
後食（こうしょく、ごしょく）とは、成虫になってからエサを食べ始めているかどうかということでした。つまり、羽化直後の成虫は羽や体も柔らかくてすぐに動ける状態ではありません。なので、仮に体が固まってきたとしてもすぐにエサを食べ始めるわけではなく、ある一定の期が過ぎた状態になって食べ始めるんですね。最初は少しずつ食べますが、徐々にたくさん食べれるようになります。しっかり食べれるようになれば成虫が成熟した状態になったと考えられますね。私の中では、「成熟＝交尾や産卵ができる状態で子孫を残せるようになる」ことと考えています。色々な考え方があるので一概には言えませんが、後食開始して６か月程度の成熟期間があれば問題ないと思います。ただ、私はそんなに待てないので、後食開始して３か月を目安にしています。それでも問題なく産卵→孵化しているので問題ないかと思います。
後食開始するまでの期間ですが、種類や個体差でだいぶ違ってくるようです。実際、私が飼育しているニジイロやババオウゴンオニでもかなり差があります。ほぼ同時期に羽化しましたが、ニジイロが後食開始して２か月後にババオウゴンオニのオスが後食を始めました。ですが、ババオウゴンオニのメスは休眠中らしく未後食の状態です。気長に待つしかありませんけどね。また、飼育している温度でも後食に影響があるようです。低めの温度では動きも控えめになり、高めの温度では動きもよくなり成熟までの期間が短くなるようです。
後食は種類や個体差がありますので、気長に待ってあげてくださいね。